YUYA YOSHINAKA  ただ、そこにある。

 
 
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YUYA YOSHINAKA 
ただ、そこにある。

2020.2.22(SAT)→3.1(SUN)
OPEN 10:00-18:00
CLOSE WEDNESDAY / LASTDAY-16:00

 

タイトル:「still life(碧いバックのと5つのモチーフ)」
サイズ:S50(116.7cm×116.7cm)
素材:oil on canvas

「具象絵画における抽象性、その中に見え隠れする物事の本質を画布に定着させる事。
それらの要素は、私の制作ではありふれた日常の中に見出してこそ意味があります。
また描くモチーフには、感情を揺さぶる要素が強く自身の中になければならない。
そして、さまざまな相反する要素が、あってこそ物事はただそこにあり、存在する。
そういった絵を私は自分自身、モチーフと対話し今日も描かなければならない。」

 

―具象なのか抽象なのか―

 吉中氏の静物画には水平の線がまず目に飛び込んできます。そこにどこにでもあるような日常の物をいくつか配置した極めてシンプルな構図です。彼はありふれた日常にある身近な物を描くことが目的ではない。
彼の絵からは花瓶が花瓶としてではなく物の概念や意味を取り払うことで、物のもつ本質と向きあい、物と物がそれぞれ相反することで見えてくる”確かな存在”ということを強く意識させる。
見るものからすれば具象。
見るものからすれば抽象。
彼の言う具象絵画における抽象性とは。

今年で3回目の展示会となります。