村瀬由香さんと。

明日よりミュッテで取り扱う靴ブランド、レユッカスのデザイナー村瀬由香さんへお会いする為パリまで。

レユッカスの靴を作る職人は知る人ぞ知る伝説の靴職人エンツオボナフェ氏。エンツォ翁は70年以上靴作りの現場で働き続け今なお80歳過ぎても現場の毎日。とにかく靴を愛し、休みもとらないほどの職人。昔ながらのやり方を貫きそれが彼の個性でもある。彼の言葉に「取引先が沢山注文してくれても嬉しいとは思わない。最終的に履いてくれた人が満足してくれるかどうかだ」と。大量の生産を好まない彼は手仕事の重要性を誰よりも理解している。

そしてそのボナフェ翁に村瀬氏は断られても何度も何度も掛け合い自身のブランドレユッカスをお願いしたそうです。

レユッカスの靴はクラシカルでクラフトマンシップ。どこか妖艶を持つ不思議な魅力のある靴です。村瀬氏とは一度国内でお会いしてから今日まで何度メールのやり取りをしたか。どうしても岡山で村瀬さん、ボナフェ翁の作った靴を手にとって見てもらいたい。ブランド名ではなく、二人の情熱でできた一足の靴を手にとって頂きたい。

今回村瀬氏からパリへ招待して頂き明後日お会いすることになりました。村瀬氏の情熱を肌で感じて来たいと思います。

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